来月7日5年ぶり一般公開

国重文の「薬師如来坐像」/新城・林光寺

2024/03/25

一般公開される薬師如来坐像(新城市庭野の林光寺で)

 国の重要文化財に指定されている新城市庭野大脇の薬師如来坐像(林光寺所蔵)が、4月7日午前9時ごろから正午まで、一般公開される。コロナ禍の影響で5年ぶりの公開。

 坐像は今から約850年前の平安時代末期の1171(嘉応3)年に仏師頼与(よりよ)により作られ、座高は130㌢、アスナロ材の一木(いちぼく)造り。像の作りは平安時代後期の像に共通した前後の厚みが薄い姿で、衣の線も穏やかな浅い切り口となる。両脇には江戸期作と伝えられる十二神将が6対ずつ祭られている。

 坐像は、地域で「庭野のお薬師様」と親しまれ、病気に悩む人からの信仰を集めてきた。特に、眼病に効果があると信じられ、年齢の数「め」という文字を書き眼病の治療を祈願する風習があり、現在でも毎年全国から多くの人が訪れる。

 一般公開は毎年4月の第1日曜日に行われている。

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一般公開される薬師如来坐像(新城市庭野の林光寺で)

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