市が設置の市田八幡線大型車進入抑制看板/小学校前 危険性続く
2024/12/13
大型車の進入を抑制する看板の背後を走る大型車(豊川市市田町で)
豊川市は、市立八南小学校前の市田八幡線への大型車の進入を抑制する看板を設置した。ただ、姫街道や国道1号と新城方面を結ぶ普段から交通量の多い道路だけに、あまり効果は表れてないようだ。
看板が設置されたのは、八南小の東側約1キロ、コンビニエンスストアや歯科がある交差点「池田」。「大型車の通行はご遠慮ください」と書かれた黄色の看板が立ち、すぐ南側を通る東三河環状線などへの迂(う)回を促しているが、毎日通勤でこの道を使う住民は「朝は相変わらずトラックが多い。あまり変わっていないように思う」と話す。
この道路では、大型トラックの走行が多く、道路の劣化や騒音が問題となっている。学校付近には歩道橋や通学児童向けの滞留スペースがあるが、子どもたちのすぐ隣を大型車が走り、危険と隣り合わせな状況が続く。
地元の八南連区も東三河環状線への迂回を求め、同線の交差点「池田」から「竹下」までの約2キロ区間への大型車の進入禁止を要望。市は市議会9月定例会で、短期的な対策として進入抑制を促す看板を設置する方針を示していた。