田原市シニア軽1グランプリ/団体・ゲートボールA 個人は山田さん優勝
2024/12/13
三角コーンに接触しないよう運転する参加者(田原市中央公園で)=提供
田原市内の高齢者が軽トラックなど軽四貨物車で安全運転を競う「田原市シニア軽(ケイ)1(ワン)グランプリ」が10日、市中央公園で開かれた。運転技術や安全確認などを採点し、順位を決めた。
農業が盛んな地域で軽トラックを運転する高齢者が多いことから、運転を再確認してもらう機会として、田原署、田原交通安全協会が主催している。2016年から始まり、新型コロナウイルス禍の中断を経て今年で6回目。市ゲートボール協会と市グラウンドゴルフ協会から23人が参加し、1チーム2~3人の8チームに分かれ、団体戦、個人戦で競った。
参加者は、自分の軽トラックなどで出場。車両点検から始まり、一時停止や横断歩道通過、急制動などに挑んだ。
車両点検では、タイヤ、ライトなどに6個所の不備があったが、全部見つけられた人はいなく、大半の人が半分ほどで「ただ見ているだけではいけない」という反省の声が出ていた。新たに設けられた縦列駐車も、できる人が少なく、参加者は自身の運転技能を確認していた。
採点方式による審査の結果、団体はゲートボールA、個人は山田孝之さんが優勝した。
会場では、競技以外に安全運転支援装置の機能などの体験もあった。