豊川高卒業式/長谷川監督もエール
2025/02/22
モイセエフが新たな一歩を踏み出した(豊川市内で)
プロ野球の東京ヤクルトスワローズにドラフト2位で入団したモイセエフ・ニキータ(3年)が21日、豊川高校の卒業証書授与式に出席、3年間の高校生活に別れを告げて新たな一歩を踏み出した。
モイセエフは2022年、同校に入学。1年生の春からベンチ入り、秋に中軸の3番、中堅手レギュラーとなりチームの主力を担った。身長182㌢の恵まれた体格を生かし、巧みなミート力と選球眼に加えて圧倒的なパワーを磨き上げた。
2024年春のセンバツは、初導入された低反発バットで、吉岡暖投手(阿南光)から豪快な大会第1号本塁打を放ち、3年間で通算18本塁打を記録した。
モイセエフは「プロ野球のスピード感に慣れて、自分の持ち味を発揮できるようにしたい。1試合でも多く1軍でプレーし、さらに成長できるように頑張りたい」と意気込んだ。
3年間、モイセエフを指導した長谷川裕記監督は「プロは厳しい世界。初心を忘れず、自分らしく大きく羽ばたいてほしい」と期待した。