稲荷公園来年秋供用開始目指す

午年開帳と30年大開帳に向けての門前周辺再整備/豊川市 適正な維持管理可能な改修に

2025/03/08

午年開帳までに改修が計画される稲荷公園(豊川市緑町で)

 豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)で予定される来年の午(うま)年開帳、2030年の大開帳に向けて、豊川市は門前周辺で再整備を進める。老朽化が進む稲荷公園でも改修が計画され、午年開帳に間に合うよう来年秋までに供用開始を目指す。

 豊川稲荷の北西側に広がる稲荷公園は開園から約60年がたち、施設の老朽化や樹木の老木化がみられる。噴水などの水系施設も長年停止しており、公園としての魅力が低下している。

 会期中の市議会定例会で中村直巳氏(とよかわ未来)の質問に、市は改修にあたって和風の雰囲気を持たせ、大規模なイベントが開催しやすい広場を整備する方針を示した。同時に出入り口の安全対策や、密集した樹木の適正配置、水系施設の撤去なども実施する方向で、都市整備部の山本英樹部長は「将来にわたり適正な維持管理が行えるような施設改修を予定している」と説明した。

 現在、近隣住民らに再整備に関する説明をしながら、利用状況などを聞き取りしている。施設の安全性確保や広場の充実、落ち葉や防犯対策で意見が寄せられており、これらも踏まえて実施設計に取り組む構えだ。

 このほか、市は午年開帳までに門前通の道路と照明塔のレトロ調への新装や駅前通の2車線化、大開帳までに境内南側の市道の無電柱化や豊川駅自由通路の改修も計画している。

長年停止している園内の水系施設(同)

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午年開帳までに改修が計画される稲荷公園(豊川市緑町で)

長年停止している園内の水系施設(同)

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