名豊道路完成【⑥道路網発展】御津金野ICから豊川蒲郡線の進捗に期待
2025/03/08
東三河ふるさと公園北側は歩道の金野御油線。いずれ車道に整備される(豊川市御油町で)
名豊道路の完成は、周辺の幹線道路網の発展にもつながる。
きょう8日午後3時の全線開通と同時に、豊川市御津町に新設された御津金野インターチェンジ(IC)にアクセスする県道豊川蒲郡線バイパス(BP)の一部区間も開通する。同線は、いずれは豊川市御油町から蒲郡市大塚町までを結ぶ計画となっている。
御津金野ICから北側は都市計画道路・金野御油線として事業化され、現在は山間部の歩道となっている県営東三河ふるさと公園北側も車道として整備する計画。御油町内の住宅地を通って、国道1号と姫街道が交わる追分交差点まで到達する。
また、御津金野ICから南側は大塚金野線として、同ICのすぐ南側からトンネルを通り、蒲郡市相楽町を経て大塚町へ至る。JR東海道本線とはアンダーパスで交差する構想だ。
この豊川蒲郡線が完成すれば、名豊道路の御津金野ICから国道1号や東名高速・音羽蒲郡ICがある豊川市西部や、ラグーナ蒲郡などがある蒲郡市臨海部への交通の利便性が格段に上がる。
また、名豊道路のICと直接アクセスはしないが、地理的に御津金野ICと豊川為当ICの中間地点に計画されるのが国府赤根線だ。名鉄国府駅前の国道1号から西へ延び、豊川市立西部中学校北側付近からトンネルをくぐって御津あおば高校南側で名豊道路をまたぎ、将来的には三河湾に面した御津町赤根の国道23号に接続する。
西部中学校前ではトンネル工事に向けた市道の付け替え工事が今年度で完了し、豊川市は県に早期の工事を要望している。
名豊道路開通で、この地域への来訪者が増え、相乗効果で都市計画道路の進展が期待されている。(おわり)