豊川市牛久保町で「うなごうじ祭り」始まる
2025/04/06
歌いながら一斉に路上に寝転がるヤンヨー神たち(豊川市牛久保町で)
豊川市牛久保町で5日、県指定無形民俗文化財のうなごうじ祭りこと、牛久保八幡社例大祭・若葉祭が始まった。
初日は八幡社を起点に、上若、西若、神兒(かみこ)、笹若の4組の行列が各地区から出発し、千歳通沿いの天王社までを練り歩いた。
笹若組からは太鼓を持った笹踊りと、「天下の奇祭」と呼ばれる由縁のヤンヨー神たちが行列の最後尾に加わり、ヤンヨー神はかつて領主に酒を振る舞われた住民たちの喜びを再現。「サーゲニモサー、ヤンヨー神のー、ヤンヨー!」と歌いながら路上に寝転がり、他人に手を差し伸べられるまで体を起こさないしきたりを守った。
6日の本祭は大山車(おおやま)の曳き出しやかくれ太鼓などがあり、夜は4組合同の神事「三ツ車」がフィナーレを飾る。