豊川市の為当稲荷神社/巫女や飛脚たちが境内を練り歩く
2025/04/07
夜桜の下、歩みを進める狐のちょうちん行列(為当稲荷神社で)
豊川市の為当稲荷神社で5、6両日に花の撓(とう)大祭が開かれ、初日夜に狐(きつね)のちょうちん行列が境内を練り歩いた。
手筒煙火が放揚された後、七色に輝く竹灯籠(ろう)が展示された拝殿の扉が開くと、狐の面をかぶり、ちょうちんを手にした巫女(みこ)や飛脚たちが登場し、ゆっくりと歩みを進めた。満開に咲き誇った桜の下で連なる行列を、詰めかけた町民らが写真に納めていた。
2日目は悪天候のため行列や子ども神輿(みこし)は中止となったが、山本行洋宮司は「例年以上の多くの皆さんに見ていただき、満開の夜桜の中で幻想的な行列ができた」と振り返り、中高校生らが行列に参加したことに「楽しく活気あふれる行列になった」と話した。