地域スポーツ企画「とにすぽ」　

キープ力と洞察力武器攻撃の核

豊川・サッカー部生駒泰樹（３年）／新人戦での悔しさ胸に大舞台へ挑む

2025/04/07

中盤で豊川の攻撃を司る生駒泰樹

　◆悲願の全国へ
　豊川でエースナンバー「10」を背負う生駒泰樹（３年）が今夏、新人戦で敗れた悔しさを胸に大舞台へ挑む。昨夏は準決勝まで勝ち上がったがＰＫ戦で涙を呑んだ。悲願の全国大会出場に、あと一歩まで近づいている。

　約３年前、豊川は山梨学院を日本一へ導いた長谷川大監督の新体制でスタートを切った。今年度はインターハイと高校選手権で愛知県予選を突破することが大きな目標になる。さらに並行して愛知県１部リーグへの昇格を目指す。チームの中心を担うのがエース生駒、中盤でのキープ力と試合の流れを読む洞察力を武器に攻撃の核となる。

　約２カ月前の新人戦は、名経大高蔵との決勝で終了間際にＦＫを得ると、起死回生の同点弾をゴール右へ蹴り込んだ。惜しくも準優勝で大会を終えたが、夏へ向け大きな手応えを掴んだ一戦だった。