蒲郡の繊維産業担い手たち追ったドキュメンタリー/来月2日から全国公開
2025/04/26
映画制作にあたり、会見する岩間監督㊨と土屋プロデューサー(昨年2月、蒲郡市役所で)
蒲郡市の繊維産業の担い手たちの姿を追ったドキュメンタリー映画「わたのまち、応答セヨ」が完成し、5月2日から全国で公開される。初日は東京都、名古屋市、豊橋市3カ所の上映館で監督らの舞台あいさつがある。
監督は、ドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」(2020年)で監督デビューした演出家の岩間玄さん。テレビ番組「進め!電波少年」などを手がけたプロデューサーの土屋敏男さんが企画した。語りは、映画「ケイコ 目を澄ませて」(22年)で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのさん。
国内有数の繊維産地として栄えた蒲郡市。監督は自転車で市内を駆け巡り、三河木綿とは何か、なぜ繊維産業は衰退化したのかを問い続けたという。そんな中で、ワタを種から育てる80歳の職人との出会いが監督の心に火を着けた。やがて、ものづくりの情熱は海を越えてロンドンへ波及する。
作品の上映時間は99分。初日の舞台あいさつは、東京、名古屋の後、豊橋市藤沢町の「ユナイテッドシネマ豊橋18」で上映後の午後6時30分から。
岩間監督と土屋プロデューサーが登壇する予定だ。