5色の鮮やかな布引なびかせ/袴姿の乗り子が勢いよく駆け抜ける
2025/05/04
馬上で華やかに布引をなびかせる乗り子(砥鹿神社の馬場で)
豊川市一宮町の砥鹿神社(岩崎和夫宮司)で3日、例大祭が始まり、流鏑馬(やぶさめ)の試乗式が行われた。
小学生から高校生までの袴(はかま)姿の乗り子12人が馬にまたがり、約270メートルの特設の馬場を3往復。勢いよく駆け抜ける馬の上で、両手を広げて5色の鮮やかな布引をなびかせると観衆から拍手が沸き起こった。
五穀豊穣(ほうじょう)を祈願し江戸初期から400年以上続く行事で、豊橋市の賀茂神社と並び全国的にも珍しい。境内では神馬も参拝者を迎える。
4日の本番は午後4時から馬場を5往復する。乗り子は次の皆さん。
はやと=合野羽貢(一宮中1)▽ピクシー=松井聖稀(小坂井中1)▽コディ=牧野航大(一宮東部小5)▽紅蓮=近藤昂治(東海中3)▽松風=柴田倖忠(千郷中2)▽フジ=今泉慧哉(一宮中1)▽ロッキー=髙井奏夢(一宮中3)▽エスク=佐原歩武(岩田小5)▽颯=柴田時実(千郷小5)▽卯月=足立謙之助(第一学院高3)▽プレスト=髙井絆生(一宮中1)▽コガラシ=井戸田明真(音羽中1)
(由本裕貴)