衆院総務委/1歳半や3歳児健診で立民・大嶽衆院議員
2025/06/13
総務委員会で質疑する大嶽衆院議員(提供)
立憲民主の大嶽理恵衆院議員が衆院総務委員会で質疑に立ち、1歳半や3歳児健診における障害児の個別対応などを国に要望した。
大嶽氏は障がいのある子どもを持つ保護者から健診時に「つらい思いをした」という声を複数紹介し、要望に応じて時間をずらしたり、個別に対応したりする体制づくりを求めた。
これに対し、竹林悟史子ども家庭庁長官官房審議官は「発達に特性のあるお子さんとその保護者の方々が感じる健診時の心理的負担の解消は重要な課題と認識している」とした上で、新たな取り組みとして健診時に市町村が行っている配慮や工夫を調査し、好事例を各自治体に周知したと答弁した。
そして、今年度から市町村が訪問健診や個別健診などをした場合のかかり増し経費を補助する事業を創設すると説明。「母子保健指導者養成研修などを通じて、自治体にこうした丁寧な対応を行うことなどの働きかけを行っていきたい」と見据えた。
このほかにドローン産業育成に向けた5・8GHz帯の活用推進や、花祭など民俗文化伝承者への支援、公設光ファイバーや関連施設の民間移行におけるテレビ放送への支援の拡充も要望した。