学校農園の米や野菜を使用/児童ら育てた食材をおいしく味わう
2025/07/18
彩り豊かな弁当ができた(豊橋市下条小学校で)
豊橋市下条小学校(鈴木久美校長)は17日、学校農園の米や野菜を使った弁当を作って食べる「下条産弁当の日」を実施した。全校児童68人が各自弁当を用意し、自分たちで育てた食材を味わった。
食農教育に取り組む同校の児童たちは、「すくすく下条っ子農園」で枝豆やジャガイモ、玉ねぎを、「きらきら豊作水田」で米を、また校内の畑でピーマンやミニトマトなど好きな野菜を作っている。
この日は児童たちが家族と相談しながら献立を考え、学年に応じて家族の手伝いを得ながら、食材を切ったりいためたりして自分の弁当を準備した。
ジャーマンポテトを作った中島駿汰さん(6年)は、「ジャガイモをやわらかくするのが難しかったが、自分で作った野菜はおいしい」と笑顔を見せ、前夜から準備していなり寿司など3品を作った藤井律希さん(6年)は、「栄養バランスも考えた『栄養弁当』。いため物は油はねが怖かったが、いつもと違う弁当でうれしい」と感想を話した。
下条産弁当の日は、2008年から毎年行われている。