アールスメロン出荷本格化

田原名産 8月上旬が最盛期に

2025/07/24

8月上旬には出荷が最盛期を迎えるアールスメロン(田原市伊良湖町で)

 田原市で名産のアールスメロンの出荷が本格化している。盆前の8月上旬の最盛期を控え、農家は収穫、出荷作業に忙しい。

 同市のJA愛知みなみアールスメロン部会は今季、部会員63人が約17・2ヘクタールで栽培し、例年並みの約7万5000ケース(525トン)の出荷を見込む。主に関西、中京地区の市場へ送られる。

 1株に1玉だけを残し養分を集中させて大きく育てるアールスメロン。生産者は、天候や温度をみながら水の量などを調節して、きれいな網目が出るようにする。収穫の15日前には、1玉ずつ新聞紙をかけて日焼けを防ぎ、なめらかでつやのある果皮になるよう管理する。

 同JAによると、今季は出荷当初が曇天、高温の影響で小玉傾向だったが、7月中旬から天候に恵まれ、大玉傾向という。厳格な糖度管理で14度以上の網目がきれいに入った大玉のメロンが出荷されている。

 部会長の小久保克己さん(63)は、伊良湖町の温室で栽培し、朝5時から収穫作業を開始、選果場へ運び込む。小久保さんは「常温でしばらく置き、食べる直前に冷蔵庫で冷やして味わってください」と呼びけている。

 同部会のアールスメロンは、田原市内にあるJA愛知みなみの直売店(サンテパルクたはら、渥美ふれあい広場、赤羽根ふれあい広場)などで購入できる。

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