地元企業訪問「オープンファクトリー」
大型トラックの迫力に感動 整備現場と乗車体験
2025/09/05
整備中のトラックの足まわりについて説明
豊橋三菱ふそう自動車販売(豊橋市下地町、石川豊太郎社長)には8月20日、県立豊橋工科高校2年の仁枝叡志さんが訪問した。
事務所での説明では、総務部の神谷章仁さんが同社の概要を紹介。創業から100年近い歴史を持つことや、自動車販売業でありながら日曜、祝日が休みで転勤がない働きやすさ、資格取得を支援する制度などを説明。特に注目は独自の奨学金制度で、入社後に一定の勤続年数を満たせば愛知工科大学自動車短期大学の学費が実質無料になると言い「整備士を目指すなら大学入学前に申請を」と呼びかけた。
一度に17台の大型車両を整備可能な広々とした作業場では、サービス部整備課の山口政詳さんが案内し、4柱式のツインパワーリフトをリモコンで操作するなど一連の整備の流れを説明。仁枝さんは「整備ピットの床が上下して、人の身長や作業に合わせて調整できるのがすごい」と驚いた表情を見せた。
最後は整備後に行う試運転の体験として、大型トラックの助手席に乗車。工場を出て国道1号線を走る25分間のドライブ体験では、ステップをよじ登る高さにまず驚き、乗車後は「もっとガタガタすると思ったら全然せず、まるで高級車のように快適だった」と興奮気味に語った。さらに「自分が幼稚園の時に乗っていたバスが工場に止まっていて驚いた」と思わぬ再会にも笑顔を見せた。
仁枝さんは「自転車で走っているとよくFUSOのトラックを見かけてロゴがかっこいいと思っていた。実際に整備や乗車を体験できておもしろかった」と満足そうに感想を述べ感謝の言葉とともに工場を後にした。