二川宿本陣資料館で「菊の節句―重陽―」開催/豊橋
2025/09/12
菊のつるし飾り(豊橋市二川宿本陣資料館で)
「菊の節句」とも言われる「重陽の節句」(9月9日)にあわせ、「菊の節句―重陽」が、豊橋市二川町の市二川宿本陣資料館で行われている。「菊の着せ綿」やつるし飾り、折り紙作品などを展示する。菊の着せ綿は15日まで、作品展示は23日まで。
重陽は、古代中国で奇数(陽数)の最大である9が重なる日として、菊によって邪気を払い、長寿を願った。菊の着せ綿とは、菊に真綿をかぶせ、菊に降りた霜で顔や体をぬぐって不老長寿を願ったもの。
女児がカモジグサを日本髪風に結い、竹筒にさして作った人形「オカズラ人形」も展示予定だったが、猛暑のため草が育たずパネル展示のみとなった。地元ボランティアグループによる季節のつるし飾りや折り紙作品も並ぶ。
担当者は「五節句のうちでも、なじみのない重陽について知ってもらえれば」と話した。
入館料は一般400円、小中学生と高校生、豊橋市内在住70歳以上100円(「ほの国こどもパスポート」利用の小中学生は無料)。8・16・22日は休館。