さらなる発展願い節目祝う/功労者表彰や多彩な催しで会場1つに
2025/10/05
和太鼓演奏に合わせて書道パフォーマンス=新城文化会館で
新城市は4日、市制20周年記念式典を新城文化会館で開催した。994人が出席し、節目を祝って市のさらなる発展を願った。
市は、2005年10月1日に旧新城市、鳳来町、および作手村が新設合併して誕生。合併後の人口は5万2924人。1985年をピークに減少傾向にあり、9月1日現在では4万1793人。
式典壇上には、大村秀章知事や地元選出の国会議員、県会議員らが並んだ。下江洋行市長は、20年の歩みと市民への感謝を述べるとともに「市のさらなる発展を目指し『新城で紡ぐ、こどもと未来のきらめき』を実現すべく、皆さんとともに歩み続けたい」と語った。
大村知事は「自然と歴史、文化、産業、多くの資源を持つ新城市がさらに発展することを期待する」とあいさつした。
表彰・感謝状贈呈では、下江市長が長年に渡り市の発展に貢献した山﨑章秀さん、綿引洋一さんら9人を表彰し、個人18人と4団体に感謝状を渡した。
式に先立って行われたオープニングでは、長篠陣太鼓と中学部、計32人が「出陣祝い太鼓」を演奏。演奏に合わせて書道家の潤玲鳳さん(26)=同市長篠出身=が書道パフォーマンスを披露。縦1㍍、横2㍍の紙2枚に「煌めく新城」と揮毫(きごう)した。潤さんは「緊張したが、気持ちよく書くことができた」と笑顔だった。作品は、6日から市役所1階に展示される。
アトラクションでは、同市長篠出身で市観光大使第1号に就任したお笑いコンビ「マヂカルラブリー」の村上さんのトークショーがあった。幼い頃の思い出トークで盛り上がり、会場を笑いで包んだ。その後「しんしろ星の子合唱団」と有志ら55人が、市の歌「きらめけ☆しんしろ」(桃井聖司氏作曲)を初披露した。この合唱に村上さんも歌詞を手に参加。観衆も一緒に歌い、会場が1つになった。