豊橋の浜野さんと金子さん作品飾る/100歳記念した小笠原さんの仮名屏風も展示
2025/10/05
右から、浜野さん、則彦さん、波子さん、金子さん(新城市門谷の観来館で)
浜野龍峰さん(65)と金子華石さん(79)、2人の書道家作品を展示した「書作二人展」が、新城市門谷の観来館(みにこんかん)で開催されている。小笠原波子さん100歳記念の仮名屏風も展示されている。30日まで。
同館を管理する小笠原則彦さん(80)は、金子さんと高校の同級生。金子さんに同館での作品展を提案したところ、20年ほど親交のある浜野さんが、小笠原さんの母、波子さんに書を教えていたことがわかった。波子さんがこの6月に100歳を迎えたこともあって、二人展を開き、波子さんの作品も飾ることになった。
波子さんは70歳から書を習い「楽しいからやめられない」と話す。清水比庵の句を書いた屏風を出展している。
豊橋市北山町在住の浜野さんは、書道研究樹人会を主宰。世界を歩き「書く」ことの大切さ、美しさを紹介する活動を20年以上続けている。主な個展にアルゼンチン国立美術サロン「寶(たから)」やキューバ国立大劇場「日本の風」などがある。
新城市川路在住の金子さんは、金子書道教室を主宰。新城書道クラブ代表、日本書道美術館参議、日本教育書道連盟愛知支部長などを務める。新城市民憲章碑、東郷中校歌ほか揮ごう。
同展は、午前10時から午後4時まで。火曜は休館。