市中心部で大型バス自動運行/岡崎市と名鉄バスが実証実験/20日まで
2025/12/16

実証運行に使われている大型バス(岡崎市明大寺町で)
岡崎市内で自動運転バスの実証運行が行われている。市は、操作が部分的に自動化された大型バスを市中心部の既存路線で走らせ、安全性や運行の確実性のほか、運行が市民に受け入れてもらえるかなどを検証する。
市によると、運転士不足の解決に向けた取り組み。2023、24年度に続き3回目となる。これまでは小型バスや閉鎖空間での運行が主だったが、本年度は大型バスを使用し、実施場所も交通量が多い公道を選んだ。
経路は市中心部を通る県道岡崎幸田線(電車通り)のうち、名鉄東岡崎駅南口(明大寺町)~JR岡崎駅東口(羽根町)を結ぶ約3・5キロ。20日まで(火曜を除く)の午前9時~午後5時台に、各日10便運行する。
車種は、いすゞ自動車株式会社(横浜市西区)製の「エルガ」。障害物検知のためのカメラや専用機器などが取り付けられている。操作は原則自動だが、路上駐車回避時や歩行者の飛び出し時などは手動で対応する。
「エルガ」を使った市街地での自動運転バスの実証運行は愛知・岐阜・三重県内で初。事業費は7925万円で、国の補助金を活用するため市費負担はない。運行主体は市と名鉄バス株式会社(名古屋市中村区)。
名鉄バスは28年度までに公道でのほぼ完全な自動運転の導入を目指している。瀧修一代表取締役社長は11月25日に行われた出発式で「運転士不足の中で路線の維持・確保は重要。実用化に向けて努めたい」と述べた。
市は、自動運転バスへの試乗を希望する市民らを募集している。運賃無料で1便当たり先着20人。乗降場所は事前に選べる。問い合わせは、同市地域創生課公共交通係(0564―23―6486)へ。
徳川家康の父・松平広忠(1526~49年)の生誕500年を記念した企画展が、岡崎城公園内の三河武士のやかた家康館で開かれている。史料やパネルで24年にわたる波乱の生涯を紹介している。
広忠は松平家8代で、駿河の今川氏や尾張の織田氏に攻められながらも松平家を守り、次世代へとつないだ。ただ、功績に反して肖像画や彫刻などは残っておらず、その人物像については謎も多いという。
展示では広忠の人柄や事績を示す37点を陳列している。領地内の寺社の土地所有権を保障する直筆の文書をはじめ、遺愛の刀や家康の幼名「竹千代」の由来となった和歌が生まれた歌会の記録などが並ぶ。
広忠を弔うために使われた紋章「剣銀杏紋」(けんいちょう)が入った飾り金具や瓦も展示している。松應寺(岡崎市松本町)にある広忠の廟所(びょうしょ)に使われていた品で、3枚のイチョウの葉と3本の剣が組み合わさった意匠が確認できる。
会期は2026年1月25日まで。午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。中学生以上400円、5歳以上と、高校生以上の市民200円。市内の中学生以下や65歳以上、障害者手帳所持者らは無料。