豊橋の長坂市長が定例会見で1年振り返る/新アリーナ事業追加費用 業者からの請求「まだない」
2025/12/25

定例会見に臨む長坂市長(市役所で)
豊橋市の長坂尚登市長は24日、今年最後の定例記者会見に臨み、「濃密な1年だった」と今年を振り返った。
昨年11月に就任した長坂市長は「豊橋のことを知るのにたくさんの時間を使い、非常に濃密な1年だった」と述べた。「市長が代わったことで、さまざまな施政方針の転換をしたり、すり合わせをしたりした1年だった」とした。
名古屋方面と豊橋を結ぶ国道23号「名豊道路」が3月に全線開通したことを「非常に大きいポイント」と捉え、「プライベートでも先日使った。豊橋の産業用地などの需要も高まり、明るい未来が描いていけるのでは」と展望した。
多目的屋内施設(新アリーナ)事業の賛否をめぐり、7月に実施した同市初の住民投票について、長坂市長は「市民が直接的に近い形で市政に関わることができ、市政のことを考えることができた機会として意義があった」と感想を語った。
事業の一時中止期間に発生した追加費用の請求は事業者から「まだない」とし、「一つの目安としては令和7年度中に整理していく変更契約になっているので、事業者もそれを前提に動くと思う」と述べた。