候補者に聞く「私は訴える」【2】

衆院選愛知15区(届け出順)①

2026/01/30

 解散翌日から投開票まで16日間と戦後最短の戦いといえる衆院選が、火ぶたを切った。15区(豊橋、田原市)から立候補した6人は、何を訴えるのか。東日新聞のアンケートに答え、考えを示した。15区を上下に分けて紹介する。

高い税金と社会保険料の改革必要/関健一郎候補(維新・元)

 税金を「使う側」の特定の企業や団体に軸足を置くこれまでの政治に対して、税金を「納める側」に軸足を置き、戦後半世紀以上のしがらみを断ち切り、徹底的な改革を断行する改革与党にならなければ、日本はこの危機から抜け出せません。

 一生懸命仕事をしてお金をためて、家族を持ち、子育てをし、車を買い、家を買い、趣味に使い、日常を楽しむ。おいしいお米を適正な値段で食べる。病気になったらお医者さんに診てもらい、お年寄りになったら暮らすのに十分な年金を受け取る。この安心して毎日を生きることができる日本の社会の大前提がこのままでは崩れてしまいます。

 今を生きる私たちが暮らしのなかで感じる安心の多くは、皆さまが納める税金と社会保険料で成り立っています。注意しなければいけないことがあります。

 現在の仕組みは、子どもが増え、働く人が増え、未整備の社会インフラの旺盛な建設需要という戦後の高度経済成長の社会構造の中で組み立てたられたものだということです。

 しかし現在、人口は減り、働く人の数は減り、子どもの数は減り、そしてお年寄りの数は増えました。道路や水道に困ることはほとんどありません。しかし、同じように税金を「使う側」の特定の業界に軸足を置き続けた結果が、今の高過ぎる税金と社会保険料です。

 今この改革をしなければ働く世代はやる気を失い、所得の少ないお年寄りは生活が苦しく、税金を「使う側」の改革も進まず、税金と社会保険料は上がり続けます。税金を「納める側」に軸足を置き「暮らしの安心」を次の世代へ引き継ぐ改革与党の役割を担います。

政権都合の解散に大義なし/小山千帆候補(中道・前)

 今回の解散総選挙について、私はその「時期」と「理由」に強い疑問を感じています。

 年度末は、本来、来年度予算の編成と審議に全力を尽くすべき極めて重要な時期です。現場では、物価高への対応、確定申告、春闘、そして各地では豪雪による生活への影響など、国民生活に直結する課題が重なっています。

 また一人の親として、中学3年生の子どもを持つ立場から、受験という人生の大切な時期に、街宣車の音が響くことが本当に正しいのか、悩みました。子どもたちが静かに未来に向き合っているこの時間に、政治は何を優先すべきなのかが問われています。

 私はかつて営業職として働いてきましたが、納期を無理に縮めれば、クオリティは下がり、コストは増え、最終的に現場にしわ寄せがいくことを何度も経験してきました。政治も同じです。拙速な判断は、暮らしや経済に余計な負担を残します。

 障がい福祉や高齢者介護の現場、そして農業をはじめとする地域産業では、深刻な人手不足が続いています。こうした課題に真正面から向き合わず、政権の都合を優先した解散に、国民生活を第一に考えた大義があるとは、私には理解できません。

 だからこそ私は、生活者の視点を起点に、暮らしと命を守る政治を取り戻したいと強く訴えます。

「農・道・防」の3本柱中心に訴え/根本幸典候補(自民・前)

 衆議院議員として初当選から5期13年、私は一貫して「耳を傾ける」「逃げない」を信念に、現場へ足を運び、地元の皆さまの切実な声を直接国政に届けてまいりました。2025年には農林水産副大臣の重責を担い、地元の課題解決が国家の発展に直結することを改めて深く実感しております。このたびの総選挙において、私は「農・道・防」の3本柱を中心に、豊橋・田原の未来を切り拓(ひら)くことを強く訴えます。

 第一に「農」の振興です。野菜振興法の策定や、生産コストを適切に価格転嫁できるシステム構築を進め、農家が安心して持続可能な経営を行える仕組みを作ります。また、花博開催による花き産業の推進や三河湾のアサリ資源回復など、地域の宝である農水産業を全力で守り抜きます。

 第二に「道」の整備です。25年3月に全線開通した名豊道路の早期4車線化を加速させるとともに、26年度供用開始予定の豊橋新城スマートインターチェンジの予算を確実に確保します。浜松湖西豊橋道路及び渥美半島の災害対応道路の早期実現を含め、物流と生活を支える基盤を強靭化(きょうじんか)します。

 第三に「防」の推進です。設楽ダムの早期完成や豊川の浸水対策を徹底し、25年8月に実施した日本初の国・県・市連携による「半島防災訓練」の成果を生かし、災害に強い地域を構築します。

 インフラ整備、農業、教育、子育て支援。現場の声を形にするため、愛する地元のために、再び私を働かせてください。「まっすぐ」全力で取り組んでまいります。

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