田原でSAVOR JAPAN全国大会/関係者ら活発な議論
2026/02/05

認定地域の取り組み発表などがあった全国大会(田原市伊良湖町で)
地域の「食」などで訪日外国人観光客らを中心とした観光客の誘致を図る取り組みが農林水産省から「SAVOR JAPAN(セイバージャパン)」として認定された地域が集う「セイバージャパン全国大会」(同省主催)が3、4両日、田原市伊良湖町の伊良湖リゾート&コンベンションホテルなどで開かれた。
「SAVOR」は、英語で「味わう、楽しむ」を意味する。2022年に認定された田原市での開催となった今回は、認定地域など9地域と同省などの関係者らが集い、オンライン参加も含め活発な議論が交わされた。
初日は、開催地を代表し山下政良田原市長が「農林水産物を中心とした食は、地域の活性化や活力を生む。皆さんには、それぞれの地域を盛り上げ、外国からのお客さまをおもてなしし、地域や日本を売り込んでほしい」と期待を込めてあいさした。
この後、農水省の鬼海秀明食文化専門官が訪日外国人観光客の消費実態などを報告。日本食について、日本酒などの人気が高まっている一方、見た目で中身が判断できないものは敬遠される傾向があり、「写真などで分かりやすくして食の見える化を」と助言した。
また、観光庁の谷垣佐智子自然資源活用推進室長は訪日客の状況を説明し、2025年の訪日客数が過去最高の約4268万人だったことや日本食へ強い関心を持っている点などを紹介。地域の食文化に触れる「ガストロノミーツーリズム」への関心が高い点も解説した。
セイバージャパン認定地域の取り組み発表では、徳島県西部「にし阿波地域」の先進事例のほか、田原地域も登壇。田原観光情報サービスセンターの担当者が、訪日客を取り込む活動や、観光客らの利便性向上を目指し公共ライドシェア(自家用有償旅客運送)を新年度に導入する方針などを報告した。
最終日の4日は、参加者が魚市場でのセリ、塩作りなどを体験し、田原の食文化の現場を視察した。