冬の渇水「持久戦に」水資源機構が現地説明会
2026/02/07

宇連ダムの状況を説明する松岡課長㊧と上野副所長㊨(新城市川合)
東三河で深刻化する渇水をめぐり、水資源機構豊川用水総合管理所は6日、水源の一つである新城市川合の宇連ダムで、報道機関向けに現地説明会を開いた。ダムの貯水率が5・3%(6日午前0時)まで低下する中、松岡良司管理課長は「冬の渇水は水量の回復が見込めず、持久戦になる。少しでも延命させるために節水がすごく重要になる」と呼びかけた。
総合管理所によると、この1月、宇連ダム周辺の降水量はわずか1ミリ。昨年10月からの4カ月でも平年の半分程度の205ミリで、豊川用水が通水した1968年以降で4番目に少なかった。
現在の水位は満水時より41メートル低く、貯水率は平年の1割弱。上流部では、普段は水面下に隠れている橋や滝が姿を現していた。
水不足といえば近年では、宇連ダムの貯水率がゼロとなった2019年が思い出される。しかし、それは梅雨を控えた5月のことで、冬の渇水は20年ぶりの出来事だ。
豊川用水には天竜川の佐久間ダム(豊根村、浜松市)からの導水路もあるのだが、水を回してもらえるのは5~9月に限られる。
今後について、松岡課長は「例年だと3月に菜種梅雨がある。それまでに5ミリ、10ミリでも降って、つなげられれば」と希望を述べた。
豊川用水では今回、昨年8月末から節水が始まり、1月末には節水率が上水道17%、農業・工業30%に引き上げられた。総合管理所などは来週初めにも会議を開き、さらなる対策強化を検討する。
上野英二副所長は「今後、生活への影響が出てくるかもしれず、節水の機運を高めていきたい」と話した。