豊橋信金「経営者ライフデザイン調査」/10年先の経営展望「現状維持」半数に
2026/05/02

10年先の経営展望(豊橋信用金庫調べ)
豊橋信用金庫が取引先企業を対象に実施した「経営者ライフデザイン調査」の結果がまとまった。今後10年の展望について約3割が「事業拡大」と意欲を示す一方、具体的な引退時期の目途がない経営者が全体の約4分の3に上り、事業承継が企業の経営課題となっている実態が浮かび上がった。
調査は2月から3月にかけて実施し、660社から回答を得た。自社の10年先の経営展望については、50・8%が「現状維持・横ばい」と回答した。業種別で「事業拡大」への意欲が最も高かったのは卸売業で48・6%に達し、製造業や農業など5業種で3割を超えた。
経営者の現役引退年齢については、具体的なめどが「ある」としたのは24・5%にとどまった。目途がない層の44・0%は「後継者に託せるようになるまで現役」と回答しており、事業承継に向けた体制整備が課題となっている。実際に引退年齢の目途がある層では「65~69歳」が33・7%で最多だった。
引退後の生活資金については、54・4%が「十分だと思う」と回答した。一方で農業の74・1%、飲食業の66・6%が「不十分」と回答するなど、業種による格差もみられる。個人の資産運用は「預貯金(円貨)」が84・4%と主流だが、株式(27・3%)や投資信託(23・2%)への分散も進んでいる。