東三河でも山間部を中心に出没事例あり
2026/05/09

県内の山中で過去に確認されたツキノワグマ
国内各地で冬眠から目覚めたクマによる被害が相次いでいる。東三河でも近年、山間部を中心に出没事例がある。早朝や夕暮れに活発に行動することが多く、行楽などで訪れる際には十分な注意が必要だ。
奥三河から豊田市にかけての山間部はツキノワグマの生息地とされ、毎年のようにクマが出没している。今年も先月22日に設楽町東納庫で、翌23日に同町松戸でクマらしき動物の目撃情報が寄せられている。
昨年9月1日朝には、同町松戸大野の設楽ダム橋脚工事現場付近で、作業員が体長約1・5メートルの熊1頭が上流に向かって走り去るのを目撃した。
この翌月には、新城市池場でわなにかかったツキノワグマ1頭が確認され、殺処分された。
2023年11月には、豊橋市東部の静岡県との県境付近でも目撃例がある。豊橋自然歩道と赤岩自然歩道が交わる豊橋市多米町の赤岩尾根分岐点付近の登山道で、ハイキング中の男性が1頭のクマを目撃したという。住宅地から約1㌔と近距離で、市はSNSや防犯防災情報メールサービスで注意を喚起した。
県などはクマに遭遇した場合、目を合わせたまま、ゆっくり後ずさりして離れることを推奨している。危険な行為として、大声を出す、腕を振り回す、背中を見せる、走って逃げる、死んだふりをすることはクマを刺激するとして禁止している。