若き日から晩年のものまで/生誕100年―円転自在な淡墨の書―
2026/07/04

多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)
豊橋市出身の書家、松下芝堂(しどう)氏の書歴を振り返る「生誕100年 松下芝堂展―円転自在な淡墨の書」が、豊橋市美術博物館で開催されている。松下氏の若き日から晩年までの作品を展示し、多くの人が鑑賞している。
前芝町に生まれ、豊橋ゆかりの流派「翠軒流」を学んだ松下氏。後に独自の書風を確立して高く評価された。20歳で志を立てた時の作品に始まり、作品のためにあつらえた料紙の版木、好きだったという富士山の絵なども並び、来場者の目を引いている。
日展に初入選した若き日の作品と、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞した大作、市美術博物館所蔵の文部大臣賞受賞作の3点が一堂に会するのは今回限りだという。他にも受賞作が多数並び、見応えがある。
興文会と市美術博物館の主催。展示には、松下氏の子息、松下英司さん夫妻が協力し、充実した内容に注目が集まっている。12日まで。