豊橋で共創イベント「東三河FOOD DAYS」開幕
2026/09/12

様々な意見が交わされたトークセッション(ホテルアークリッシュ豊橋で)
東三河が誇る食文化と農業生産から新たな価値を創造するにはどうすべきか―。そうした問題意識を共有する域内外の多様な主体が集まり、解決策を探る共創イベント「東三河FOOD DAYS2026」(サーラ不動産主催)が11日から2日間の日程で、豊橋市内で開幕した。
約1500億円の農業規模を誇る東三河で「食と農」の魅力を発信し、持続可能な地域づくりを目指す「東三河フードバレー構想」を基盤として始まり、今年で3年目を迎えた。40年には東三河の人口が約15%減るとの予測もある中、生産者や料理人、食品メーカーやスタートアップ、金融機関の関係者、研究者らが一堂に会し、地域を越えた異業種連携に向け意見交換した。
基調講演には、イタリアを拠点に食文化教育などに携わる起業家の齋藤由佳子さんが登壇した。齋藤さんは郷土愛が強いスペインのバスク地方を例に「食文化を本気で守るには共同体が必要だ」と指摘。今回のイベントも踏まえ、「東三河は共同体を作り始めている。東三河のアプローチには可能性がある」と期待を示した。
続くトークセッションでは、農業スタートアップ・アグリストの齋藤潤一さんが「東三河は良い共同体ができてきているが知られていない」と周知不足を問題視。その上で「地方から世界へという視点での行動が重要だ」と助言した。
12日には、参加者が東三河の生産地や食品メーカーなどを巡る。当日限定の特別ディナーで2日にわたるプログラムを締めくくる。