放課後活動 順次拡大へ

豊橋市教委/部活動廃止後の受け皿に/教員多忙化解消効果の検証も

2021/04/18

 豊橋市教育委員会が市立小学校で試行してきた放課後活動は今年度、さらに実施校を拡大。外部講師の協力も得ながら、部活動廃止後の「受け皿」として児童の健やかな成長につなげていく。

 16日夕、同市牟呂町の汐田小学校。地元をホームタウンとするプロバスケットボールBリーグ・三遠ネオフェニックスの元選手らが先生役となり、体育館で3~5年生30人にバスケットボールを教えた。

 シュートの際は膝を曲げ、伸ばす勢いでボールを飛ばすことを実技を交えて解説。児童らは身長2メートルの壁のようなディフェンスにドリブル突破を果敢に挑み、思い切り体を動かして放課後の時間を楽しんだ。

 部活動の廃止に伴い、放課後に始まった「のびるんdeスクール」の外部講師として、チーム関係者を招いた。

 外部の専門講師による特別教室は週1回。それ以外の平日は、希望した児童に地域の大人がスポーツやものづくりなどを教える。「潜在能力の発掘」(市教委の担当者)が目的のひとつのため、運動系と文化系の双方で様々なメニューを提供する。特に今回の三遠ネオフェニックスのように、一流に触れることができる機会は保護者にも好評という。

 市教委は昨年度、汐田、牛川両小をモデル校に選び先行実施。今年度は2校のほかに、前芝や玉川など10校を追加した。市立小52校の部活動は、昨年度末までにすべて廃止された。

 スクールの開講で、教員は部活動指導に費やしてきた時間を、本来業務に振り向けられるようになった。放課後、児童の声が運動場から聞こえる中で、全員そろって職員会議を開けることに新鮮な驚きを感じる教員もいるという。市教委は教員の多忙化解消への効果を検証するとしている。

 部活がなくなった一方、40校では未開講。市教委の担当者は「なるべくスピード感を持って広めていきたい」と述べ、来年度以降も順次拡大していく考えを示した。

2021/04/18 のニュース

三遠ネオフェニックスの元選手とバスケットボールに親しむ児童(豊橋市汐田小学校で)

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