SL清掃作業500回目の節目

あす「SLを守る会」に市長が感謝状贈呈/蒲郡市博物館

2017/09/02

 蒲郡市博物館に屋外展示されている蒸気機関車(SL)「D51201」の清掃作業が、今月3日に500回目を迎える。作業に励む「蒲郡SLを守る会」のメンバーは、1976(昭和51)年に発足以降、月1回の清掃を欠かさずに行い、3日に稲葉正吉市長から感謝状を受け取る。鈴木覚会長(77)は「ここまで継続できて感慨深い。責任感を持って続けてきた」と話す。

 博物館は1973(昭和48)年に、地元小学生からの要望でSL列車を導入した。元国鉄職員などが列車の状態を保つため、76年に会を設立。以来、毎月第1日曜日に清掃と保全活動を続け、3日で500回目となる。

 毎年5月には写生大会を開催。県内外の家族連れでにぎわい、文化財保護に励む団体も全国から見学に訪れる。鈴木会長は「機関車や清掃が好きなだけでは続けられなかった。注目され、楽しみにしている人の存在が使命感につながった」と振り返る。

 40年以上の期間中にはさまざまな出来事が発生。いたずらで窓ガラスが割られ、ナンバープレート4枚が盗まれる被害も起きた。

 海風にさらされ、部品や内装の老朽化が進む中、地元企業の協力やメンバーの努力によって市民に親しまれる姿を保っている。

 現在、会のメンバーは計31人で最高齢は97歳。会は今後、若い世代や女性の会員も募り、博物館シンボルの保存に励む。

 機関車は、鈴木会長より「ひとつ年上」の昭和13年製。鈴木会長は「SLは、産業や文化発展の礎となった遺産。後世に受け継ぐことが重要」と責任感を高めている。

2017/09/02 のニュース

清掃を続けてきた機関車を眺める鈴木会長(蒲郡市博物館で)

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