みかじめ料など根絶図る

暴排機運向上へ相談所開設/豊橋署

2017/10/25

 豊橋署は24日、豊橋駅前交番に「みかじめ相談所」を開設した。同市松葉町の繁華街の店主らが、暴力団員に支払う「みかじめ料」や「用心棒代」を撲滅し、暴排機運を高めるため、同署員が常駐して相談を受け付ける。

 同署員はこの日、交番に相談所の看板を設置。電光掲示板には「みんなで排除・かちとる安全・じしんと勇気・めざそう安心」と、頭文字に「みかじめ」を掲げた標語を流して相談所の開設を周知した。

 同市の松葉一、二丁目、広小路一丁目は「暴力団排除特別区域」に指定され、区域内では条例により、みかじめ料の授受が禁じられている。県警は同日に、暴排区域に指定されている名古屋市の歓楽街と、松葉地区を管轄とする交番に相談所を開設。豊橋市の交番では、刑事課の暴力団担当者が相談を受け付けて対策などを助言する。

 豊橋市の区域内には飲食店や風俗店など約320店舗が軒を連ね、みかじめ料を支払う店舗が存在するとみられる。県警や同署は、暴力団への資金源を断つために交番内に相談所を設置。相談に訪れやすい環境を整えた。

 同署は、9月中旬に区域内の店舗に聞き取り調査を行う「ローラー作戦」を実施。暴力団対策などを記したチラシを配布し、みかじめ料の授受などについてアンケート調査を行った。

 暴力団と関係のある店主らは、要求を拒むことによる報復や、みかじめ料の支払いによる摘発を懸念する傾向がある。相談所では、店主らを保護する法令や事例なども紹介し、みかじめ料の根絶を求めていく。

 同市内では2015年、長年にわたってみかじめ料を支払っていた店主が、暴力団組長らに料金の返還を求める訴訟を起こし、翌年に和解が成立した。提訴後、県公安委員会から被告の暴力団組長などに対し、妨害行為などを禁じる「請求妨害防止命令」が出された。

 同署員は「みかじめ料に関する困り事があれば、相談所を訪れてほしい」と利用を促している。相談所は、月曜~金曜の午後3時~午後6時まで開く。

2017/10/25 のニュース

相談所の看板を設置する同署員(豊橋駅前交番で)

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