恒例ナイトZOO開幕

入園料割高も上回るお得感/非日常演出でファン定着/豊橋総合動植物公園のキラーコンテンツに

2018/08/12

 豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」(豊橋市大岩町)は近年、夜間開園に力を入れている。昼間とは違う動物たちの生態を見せるだけでなく、魅力的なイベントを充実。非日常体験を演出し、ファンの定着につなげている。

 灼熱の太陽が西の空にようやく沈み、辺りに夕闇が迫るころ。普段なら静まり返るはずの同パーク内に夏休みを楽しむ親子連れなどの歓声が響く。11日、恒例の「ナイトZOO(ズー)」が開幕した。

 今年から観覧エリアを拡張し、見られる動物の種類が増えた。昼間にぐったりと寝ていることの多い夜行性のライオンやトラは活発に動き回り、来園客を喜ばせた。
 今の季節の、日中の暑さは客足に響く。1日あたりの来園客は1000~2000人にとどまり、週末でも2000~3000人だという。

 気温が下がり過ごしやすくなる時間帯に客を呼び込もうと、同パークが夜間開園を始めたのは2005年。当初の入園者数は1日1500人だった。認知度が上がるにつれて増え、最近では3000~5000人が訪れる。まさに暑い時期の稼ぎ頭だ。

 夜間開園に踏み切る動物園が全国で増える中、同パークはイベントなどで差別化を図る。

 この日、高さ約50㍍の展望塔に映像を投映するプロジェクションマッピングが始まると、スマホで撮影する若者の姿が見られた。園内を流れる水路沿いを中心に、世界のグルメ屋台約30店舗がずらり。大道芸人も登場し、アクロバティックな演技を繰り広げた。

 夜間の入園料は大人1200円、小中学生600円と通常(大人600円、小中学生100円)よりかなり高いが、遊園地の遊具を乗り放題、駐車場代200円を無料にして、お得感を出す。

 同パークの夜間開園は夏休みに限らない。5月に「ナイトガーデン」、秋には「オータムナイトガーデン」と銘打ち、入場客の取り込みを図る。ほぼ年間を通じて、集客に欠かせない「キラーコンテンツ」になりつつある。

 ナイトZOOは19日までと25、26日、9月の1、2、8、9日と15~17日の午後5時~9時まで。

2018/08/12 のニュース

元気に動き回るライオン(豊橋総合動植物公園で)

展望塔を彩るプロジェクションマッピング(同)

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