革命の嵐に咲いた愛の物語

豊橋で三河市民オペラ「アンドレア・シェニエ」公演/実力派ソリストら熱演フィナーレには会場沸く

2023/05/07

迫力ある歌声が会場に響くフィナーレの一場面(アイプラザ豊橋で、撮影=新村猛)

 三河市民オペラ制作委員会(鈴木伊能勢委員長)が制作したオペラ「アンドレア・シェニエ」が6日、豊橋市草間町のアイプラザ豊橋で上演された。初日から全国から多くのオペラファンが集まり、盛況だった。

 同委員会にとって5作品目となる今回は、国内での上演が珍しい作品に挑戦。日本を代表するソリストを迎えての上演となった。6日に主役のシェニエを演じた樋口達哉さんは、テノールの第一人者。雄々しくも繊細な詩人・シェニエの内面までも細やかに表現し、観客を沸かせた。

 ヒロイン、マッダレーナを演じたのは2019年の「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」で君が代を披露したソプラノ歌手・森谷真理さん。革命の嵐の中で愛を貫く伯爵令嬢をいきいきと演じた。脇役にも実力派のソリストが集まりファンを喜ばせた。

 1年半前から稽古を重ねてきた市民合唱団も迫力ある歌声を披露。一人一人が革命を巻き起こす「パリ市民」になり切って熱演した。圧巻の舞台に観客は盛り上がり、フィナーレには「ブラーヴォ」の声が次々と飛んだ。

 最終日の7日は、配役を変えて上演される。

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迫力ある歌声が会場に響くフィナーレの一場面(アイプラザ豊橋で、撮影=新村猛)

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