豊橋市青少年問題協議会で意見交換や要望/長坂会長「関係団体一丸で」
2025/01/31
長坂会長と協議会委員ら(豊橋市役所で)
青少年の指導、育成、保護などに関する関係機関の相互連携を図る今年度の「豊橋市青少年問題協議会」(会長=長坂尚登市長)が30日、豊橋市役所で開かれた。協議会の委員14人が出席し、「青少年を闇バイトなどの犯罪に加担させないための対策について」を議題に意見を交わした。
まず、豊橋署生活安全課少年係の青山和義警部補が、「少年をアルバイト感覚で犯罪に加担させないために」の演題で、犯罪に加担するまでの流れや応募理由、警察の取り組みなどについて講演。「少年が将来を見定めて行動できるよう、対策に取り組むべき」と話した。
行政機関や自治会、小中高教員などからなる委員たちからは、「どのように自己防衛するか、知識と情報をPRしていく必要がある」「小中学生とともに、保護者の啓蒙もすべき」「協議を単発で終わらせず、子どもを守るために、地域の力を使って」「若者の意見を聞く必要がある」などの意見が出た。また、「学校などへ警察が出前授業を行ってほしい」といった要望もあった。
長坂会長は「さまざまな要因が絡み合っている問題。情報発信の強化と地域での見守りの充実をお願いしたい。若者の意見も取り入れ、関係団体一丸となって取り組むべき」と締めくくった。