豊川市都市計画審議会
2025/01/31
緑地や調整池も予定される白鳥工業団地の地区計画
有識者や関係機関の代表者らが委員を務める豊川市都市計画審議会が29日、市役所で開かれ、白鳥町に整備される新規工業団地の地区計画案と、国府高畑地区における暫定用途地域の解消を踏まえた東三河都市計画変更案などが承認された。3月末に決定告示され、新年度から計画変更される。
白鳥工業団地は名鉄豊川線や国道1号、東三河環状線に囲まれた白鳥5、白鳥6、白鳥町高田にまたがる約9・9ヘクタール。地区内には、企業の建設用地をはじめ、西側の国道1号と接続する幅員10~13メートルの道路など5本を総延長1・2キロで整備する。用地を囲むように5カ所に緑地帯を、東側には調整池を3カ所設ける。交通の利便性に優れ、防災面でも安心な内陸の工業団地として企業進出が期待される。
また、西に音羽川が流れ、南に国府赤根線が走る国府高畑地区では建物の建蔽(ぺい)率を60%に、容積率を100%に緩和する。区画1号から8号までの道路を幅4メートルに拡幅し、区画9号として地区中心部に幅4メートルの道を新設するなどし、救急や災害に強いまちづくりを進める。市内での暫定用途地域の解消は平尾、上宿地区に続き3例目となる。
建蔽率と容積率の変更に伴い、居住誘導区域に該当していた同地区は医療や福祉、商業などの機能を集約して各サービスの提供を図る都市機能誘導区域に変更される。