独自の結婚支援事業が好調

東三河自治体で最も高い人口増加率の豊川市/〝過程〟手厚く―仕組み構築に注力

2025/02/26

カップル成立だけでなく、結婚に至るまでのサポート体制も求められている(写真はイメージ)

 東三河の自治体で最も人口増加率(社会増)が高い豊川市。企業立地推進などで雇用創出を図るとともに子育て支援にも力を入れているが、独自の結婚支援事業では今年度、高いマッチング率を記録するなど成果が出ている。

 今年度第4回定例議会で中村太治市議が人口ビジョンと若者応援施策について質問。市は「結婚・出産・子育ての希望をかなえ、誰もが活躍できる地域社会づくり」を基本目標の一つに掲げ、結婚したい若者への支援事業を展開している。

 結婚に関する知識やマナーを学ぶセミナーと、男女に出会いの場を提供するイベントを、イオンモール豊川で同日開催している。昨年秋までの3回で男性34人、女性30人が参加し19組のカップルが成立した。

 また、9月には民間事業者主催の婚活イベントを補助し、ここでは2組のカップルが誕生した。

 市の子ども健康部は、出会いの創出を図るイベントでは取り組み内容を工夫し充実化を図る方針で、「重点的な個別支援が今後重要になる。結婚までの過程を手厚くサポートする仕組みの構築について注力して検討を進めたい」としている。

 市の人口は4年連続で社会増となっており、一昨年はイオンモール豊川開業もあり790人増で、これは名古屋市を除く県内自治体でトップだった。

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