御津金野ICなど『通り初め』する車両が殺到
2025/03/09
開通直後、渋滞する名豊道路(豊川市御津町で)
名豊道路が8日午後3時に全線開通した。開通区間となった蒲郡バイパス(BP)の御津金野インターチェンジ(IC)などには開通直後の〝通り初め〟をする車両が殺到し、道の駅とよはしから西尾東ICの区間で渋滞が発生した。
事業着手から52年という歳月を経ての全線開通。歴史的な瞬間を見届けようと、豊川市内の開通区間のIC付近には近隣住民らが集まり、車両で混雑する光景を珍しそうに見ていた。開通した本線のすぐ北側にある東三河ふるさと公園御津側では、行き交う車に手を振る人たちの姿もあった。
御津町内に新設された御津金野ICには100台近い車が列を作った。午後3時5分ごろ、安全確認が取れた警察のアナウンスで規制が解除されると、車両が真新しい道路へ次々と入っていった。
ツーリングで名古屋千種区から来た近藤高志さん(36)は、田原市で参加したイベント帰りに御津金野ICから利用した。
「新しいICなのでドキドキしますね。豊橋や田原への到着時間が断然早くなるので、名古屋からこの地方を訪れる人が増えると思う」と話していた。
名古屋方面へのランプが開通した豊川為当ICでも、北側に新設された右折専用レーンなどから多くの車で混雑した。このIC付近には新たな工業団地も計画されている。