歩道のにぎわい作りの社会実験/蒲郡
2025/04/02
市内の飲食店などがテントを並べる歩道(蒲郡市港町で)
街なかに歩行者を増やし、にぎわい作りにつなげようと、蒲郡市港町のJR蒲郡駅南の歩道で1日、「みなとみらいの朝市」が開かれた。市内を中心に20店のテントが軒を連ね、総菜やパン、コーヒーなどを販売した。第一火曜の恒例行事として、定着を目指している。
民間の飲食店などでつくる実行委員会が企画、運営を担っている。先月が初回だったが、荒天で早めに切り上げたため、本格開催は初めて。子連れの女性らを中心に買い物客がひっきりなしに訪れ、店主と会話を楽しんでいた。初めて来場した女性は「犬の散歩がてら寄った。いろんなお店があって楽しい。来月もまた来たい」と話した。
朝市を運営するカフェ経営の太田貴之さん(29)は「認知度を上げるには時間がかかるが、市外の人にもPRして、平日のにぎわいを作り出せれば」と意気込む。出店者の1人で、ビアホールを運営する菰田直輝さん(36)は「街に若い人を呼び込んで、盛り上げたい」と話した。
会場は、商業施設アピタの東側から竹島ふ頭にかけての歩道。市が「みなと・つなぐ・みらい活用トライアル」と銘打つ社会実験の一環で、中心市街地の空洞化が課題になる中、歩いて楽しめるまちづくりを目指す。次回は5月6日に開催予定。出店情報はインスタグラム(@gama_minatomirai)で発信する。