「ジョブシティ カレッジ豊橋校」/定住外国人向け職業訓練コース介護職員初任者研修科の修了式
2025/04/02
修了証を手にする修了生たち(豊橋市下地町で)
豊橋市下地町の「朝日グリーンサービス」が運営する「ジョブシティカレッジ豊橋校」の定住外国人向け職業訓練コース介護職員初任者研修科の修了式が3月31日、開かれた。
式であいさつした萩原外志仁(としひと)学校長は、「日本は高齢化が進み、家族で介護するのが難しくなっている」とし、「3か月間身に着けてきた技術を社会で生かしてほしい。笑顔で声かけし、気持ちで元気にさせるような信頼されるワーカーになって」と述べた。
同社の萩原麻友取締役が、市内外に住むブラジル、ペルー、フィリピン、ベトナム国籍の訓練生14人に、1人ずつ修了証明書を手渡した。
訓練生たちは1月から3カ月間、介護の基礎知識や日本語などを学び、実技講習や介護施設での実習を経て資格を取得。今後3カ月以内に、老人ホームや介護施設、病院などへの就職を目指す。
ブラジル出身で、16年前に来日したシチノエ・上野・ラリサさん(38)は「父の病気がきっかけで興味を持った。資格が持てるやりがいのある仕事がしたかった。漢字や専門用語が難しかったが、今後も介護福祉士を目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。
朝日グリーンサービスは2014年度から、県の委託を受けて公共職業訓練として訓練コースを行っている。