早乙女姿と法被姿で舞を披露

東郷東小で「お田植え踊り」行う/新城

2025/05/09

苗を手に「お田植え踊り」を舞う児童ら(新城市立東郷東小の学校田で)

 米の豊作を祈る「お田植え踊り」が8日、新城市立東郷東小学校(児童数151人)の学校田約6アールで行われ、早乙女姿と法被(はっぴ)姿の5年生32人が息の合った舞を披露した。

 五月晴れの下、師匠代表の山内康平さん(73)が「リハーサル通り頑張ってほしい。滑りやすいから気をつけて」と児童を励まし、踊りが始まった。

 菅笠(すげがさ)とかすりの着物を着た早乙女姿の女子児童と、はちまきに法被姿の男子児童が横二列に並び、「どうかこの苗すくすく育て・・・」という「お田植えうた」に合わせてゆっくりと舞いながら「あいちのこころ」の苗を植えた。

 師匠と呼ばれる7人ほどの米作り指導の住民や他学年児童、保護者、東郷中こども園の園児らが、児童の踊る姿をじっと見つめ、終わると拍手を送っていた。

 5年の滝川紗永さんは「田んぼの中は歩きにくかったけど、みんなと心を一つにして頑張れた。学校の伝統をこれからも引き継いでいきたい」と話した。

 林英嗣校長は「お田植え踊りは、地域の支えがあってこそできる行事」と感謝し「これから子どもたちが米作りをしっかり学んでくれると思う」と語った。

 2002年に米作り学習の一環として始まったこの踊りは、今年24年目を迎えた。

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