名鉄都市開発とハクヨプロデュースシステム/豊川信金などテナントも会見で発表/「まちづくり」への思い 将来見据え
2025/05/09
地鎮祭で神事に臨む笠原代表(豊川駅前の計画地で)
名鉄都市開発(名古屋市)とハクヨプロデュースシステム(豊川市)が地元企業の出資で、JR豊川駅東側に開発するオフィス・ホテルの「(仮称)豊川駅前複合ビル」の地鎮祭が8日、建設地で行われた。記者会見では「たびのホテルlit豊川」やテナントが発表された。
来年10月の完工を予定するビルは地上12階建て。1階にコンビニエンスストアなどの商業店舗、2~4階にオフィス、5階にオフィスとバンケットホール、6~12階にホテルが入る。
ホテルは、東京都が本社のサンフロンティアホテルマネジメントが県内2例目のホテルを経営。レストランや大浴場が入り、客室は110室でスイートルームもある。
テナントはオーエスジー、ハクヨコーポレーション、豊川信用金庫、加山興業、共栄社、バスデイ、アイレクススポーツライフが入る。豊川信金は交流機能オフィスを、加山興業はカフェも計画する。
名鉄都市開発の日比野博代表取締役社長は、他社と共同出資による初めての開発事業に「ずっと地元に愛される施設になるよう努力したい。〝豊川モデル〟として、今後の名鉄の沿線地域のまちづくりの手本にしていきたい」と話した。
ハクヨプロデュースシステムの笠原盛泰代表も「ここを活用し、会社とまちづくりの発展につながれば」と見据えた。