生物多様性があふれる場に

豊川里山カーボンニュートラル協議会が竹林整備

2025/05/09

竹を伐採し、森に日光を採り入れる会員ら(豊川市平尾町で)

 地域レベルから脱炭素社会を目指す豊川里山カーボンニュートラル協議会は8日、豊川市平尾町で竹林の整備を行い、会員16人が参加した。

 雑木林だった約2・3ヘクタールを生物多様性があふれる場にしようと整備を続けており、今回は約100平方メートルの竹林で約40本の竹を伐採。のこぎりやチェーンソーで切り、竹の間隔を1・6メートルほどに間引いた。

 暗く生い茂っていた竹林に日光が降り注ぐようになり、ほかの樹木や昆虫たちへの恩恵が期待され、荘司敏彦会長は「このあたりには鹿やイノシシといった野生動物もいるので、森がより豊かになれば」と話した。伐採した竹は二酸化炭素の排出量の抑制効果のある竹炭にする。

 参加者らは、自然共生サイト申請のための動植物の調査をしたほか、タケノコを掘ったり、竹はんごうで炊いたタケノコご飯を食べたりして楽しみながらの活動となった。

竹はんごうで炊いた昼食を囲む会員ら(同)

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竹を伐採し、森に日光を採り入れる会員ら(豊川市平尾町で)

竹はんごうで炊いた昼食を囲む会員ら(同)

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