「市政一層の発展に力尽くたい」

豊橋市の稲田副市長が就任あいさつ

2025/07/02

就任のあいさつをする稲田副市長（東海日日新聞社で）

　豊橋市の稲田浩三副市長（63）は１日、就任のあいさつのため東海日日新聞社を訪れた。白井収社長と懇談し「市政の発展に尽くしたい」と抱負を語った。

　稲田氏は市議会６月定例会での同意を経て、１日付で副市長に就任した。稲田氏は「住民のため、市政の一層の発展に力を尽くしていきたい。職員と一緒に良いこと、さまざまな苦しいことも共有しながら、とにかく前に進めていきたい一心だ」と決意を述べた。

　副市長は、多目的屋内施設（新アリーナ）計画を巡る問題を筆頭に現在「ねじれ」の状態にある長坂尚登市長と市議会の間で調整役が期待されている。稲田氏は「ひたすら誠実に実直に、正しい事実をお届けし、意見を受け入れることに尽きる」と話した。

　稲田副市長の人事案は３月議会にも提出されたが、事務方が議決前に行っていた外部への就任あいさつの日程調整が議会で問題視され、いったんは不同意になった。稲田氏の就任で、副市長ポストは３カ月ぶりに２人体制に戻った。