「切り絵・ミュシャの世界展」

豊川で切り絵作家・倪瑞良氏が作品展示/独自の表現で披露

2025/07/17

「切り絵・ミュシャの世界」を見入る来場者(桜ヶ丘ミュージアムで)

 神戸市出身の切り絵作家、倪瑞良(ニイ ミズヨシ)氏(76)の「切り絵・ミュシャの世界展」(西陣織国際美術館主催)が16日、豊川市桜ヶ丘ミュージアムで始まった。20日まで。

 倪氏が、画業50年の中で創作した切り絵約150点の中から26点を出品。アールヌーボーの旗手アルフォンス・ミュシャの世界観に影響を受けながら、独自の世界を表現した切り絵が並ぶ。

 題材を「ギリシャ・ローマ神話」からとった作品で、手すき和紙に黒の胡粉を塗った紙に、下絵を重ね、デザインナイフ1本で切り抜いている。モノトーンでありながら華麗で、「息をのむ」と言われるほどの美しさが、見る人たちを圧倒させる。

 初日から多くの人が来場し、「絵が生きている」「すごいとしか言いようがない」などと感嘆していた。

 会場で作品説明をしていた米原新三西陣織国際美術館副館長は「倪さんの作品は、紙による究極の美の表現。ぜひ実際に会場で見ていただきたい」と話した。

 期間中、西陣美術織とみや織物八代目伊兵衛「倪瑞良ミュシャの世界を織る」展を同時開催。

最終日20日は、午後3時まで。

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