豊橋信金で詐欺防止キャンペーン/豊橋署
2025/07/17
詐欺行為への警戒を呼びかける署員(豊橋信用金庫藤沢支店で)
豊橋署などは16日、豊橋市潮崎町の豊橋信用金庫藤沢支店で「特殊詐欺被害防止キャンペーン」を行った。署員や市職員、信金職員らが、来店者に啓発品を配って詐欺行為への警戒を呼びかけた。
署員らは、来店客に「STOP特殊詐欺」などと記したチラシを配布。自宅の固定電話へ入る海外からの着信を拒否する手続きも行って、高齢者らの防犯意識を高めた。
市内では今年、6月末時点で特殊詐欺被害が計9件発生。約2300万円がだまし取られている。警察官などをかたって現金を奪う手口が8件と多発しており、不審な前兆電話も連日確認されている。
署は、6月の年金支給日に合わせて同信金南栄支店でキャンペーンを実施。幅広い年齢層に警戒を訴えるため、藤沢支店でも啓発した。
同署生活安全課の署員は「電話やSNSなどを通じてお金の話が出た場合は詐欺であると考えてほしい。警察官が捜査情報や取り調べの情報を電話で伝えることもない」と話している。