親子ら竹にわら縄をまいてミニ手筒制作
2025/08/18
作ったミニ手筒を手にポーズを取る男の子(豊川市勤労福祉会館で)
地域の祭礼文化を継承する活動に取り組んでいる豊川市の「伝統を未来へ委員会」は17日、市勤労福祉会館で手筒花火作り体験会を開き、親子ら約100人が参加した。
長さ約40㌢の竹にわら縄をまいてミニ手筒を制作。それぞれ暮らしている地域に近い祭礼団体のメンバーから指導を受けた。このうち30人の子どもたちは23日に豊川公園で開かれる「とよかわ輝まつり」で花火を披露する。
体験の前には、国府中町盛栄会と上宿煙宿連に所属する橋爪共弘さんと、菟足神社の祭礼奉賛団体・晃煙社の橋本孝平さんが祭りの特徴や伝統を説明し、特に国府地区では6カ所で手筒煙火が放揚されていることなどが紹介された。
主催した委員会の佐藤光委員長は「いま当たり前にある祭りの景色が、皆さんが大人になるころに存続が難しい地域もあるかもしれない。興味を持ってかかわってくれたらうれしい」と期待した。