豊橋東高校でファイアー・ストーム盛り上がる
2025/09/27
火の周りを歌い踊る生徒たち(豊橋東高校で)
豊橋市向山町の県立豊橋東高校(鈴木敏夫校長)は25日夜、文化祭と体育大会終了後の伝統行事「ストーム(ファイアー・ストーム)」を開いた。男子生徒たちが上半身裸でたき火を囲み、歌や踊りを披露した。
1年生男子全員と2年生男子の希望者らが鉢巻と股下姿で、「生徒会歌」「東高賛歌」「東高デカンショ節」「東高オコサ節」「東高おどり」、前身である豊橋第二中学校(二中)校歌の「三河の鎮め」の6曲を歌いながら、火の周りを回って踊ってみせた。
生徒たちは、この日のために厳しい練習を重ねてきた。3年生男子のリーダーたちは、1、2年生に「もっと声を出せ」などと喝を入れていた。最後は花火が打ち上げられて、フィナーレを飾った。
スト―ムは、豊橋町立高等女学校と二中とが統合された翌年の1949(昭和24)年、第2回体育大会後に有志により初めて行われ、1952年に学校公認行事となったという。
昔は女人禁制で、1997(平成9)年から女子生徒ら一般の見学が許されるようになったという。生徒たちには、ストーム終了後に「カルピス」を渡して告白するという習慣もある。