「県内多い見通し」日本気象協会が第1報発表
2025/10/08
第1報の飛散予想まとめ(日本気象協会提供)
一般財団法人日本気象協会(東京)はこのほど、2026年春の花粉飛散予測の第1報を発表した。地方別傾向によると、九州から近畿では例年並みのところが多く、東海から北海道では例年より多くなるところがある見通し。愛知県・名古屋も多いと見込む。
東海地方の予測は、例年と比べて1・3倍、今春と比べて1・5倍の飛散量となっている。
同協会によると、今夏は全国的に高温と日照時間がかなり多くなり、スギやヒノキ、北海道はシラカバの雄花が形成されやすい気象条件だった。
飛散量が多かった年の翌年は、雄花の形成が減少する傾向があるという。今春の花粉飛散量は、西日本では例年より多く、東日本と北日本では少ない傾向だった。
来春、西日本では花粉飛散量が広い範囲で抑えられる見通し。一方、東日本と北日本では、気象状況と前シーズンの飛散状況ともに、飛散量が増加する条件がそろったとしている。同協会では、法人向けに花粉飛散予測のデータ・資料の有償サービスを行っている。