豊川市桜ヶ丘ミュージアムで第71回三河陶芸展
2025/10/22
作者の個性を写す作品が並ぶ(桜ヶ丘ミュージアムで)
三河陶芸協会による「第71回三河陶芸展」が26日まで、豊川市桜ヶ丘ミュージアム第4展示室で開かれている。
豊川、豊橋、刈谷、安城、蒲郡など三河地方を中心に7市で活動する陶芸愛好家23人が、合わせて約140点を出品した。
会場には、ろくろや手びねり、タタラ作り、ひも作りなど、さまざまな技法で作られた茶わんやカップ、花器や大皿、人形やオブジェなどが並び、来場者を楽しませている。
そのうち火焔(かえん)土器を出品した白井章弘さん(81)は、縄文土器の魅力について話し「陶芸は心を豊かにしてくれる」と語った。
同協会は今年、設立35周年を迎えた。焼き物が好きな人たちが作陶を楽しむ会として始まり、西三河と東三河で年2回の展示発表会を続けている。
伊藤要会長(76)は「展示会開催は、会員らの切磋琢磨(せっさたくま)の機会となっている。今回も見ごたえのある作品がそろった。ぜひご覧いただきたい」と話した。