東三河地方7社と北海道の船会社も参加
2025/10/22
缶詰の仕組みを説明する岡本社長(蒲郡市・三谷水産高校で)
蒲郡市三谷町の県立三谷水産高校で20日、「企業説明会」が開かれた。東三河地方の7社に加え、北海道の船会社からも担当者が駆けつけ、それぞれの業務内容や職場の雰囲気などを伝えた。2年生約120人が耳を傾けた。
このうち、豊川市の食品加工会社「トーアス」は水産食品科の生徒に向けて、「ドライパック」と呼ばれる缶詰について説明した。岡本篤志社長によると、大豆などを高真空で密封し、水を加えずに蒸すことで、ふっくらホクホクに仕上がる製法で、農産物では同社が先駆けて開始したという。
また、津軽海峡フェリー(北海道函館市)は海洋工学コースの生徒を対象に取り組みを紹介。生徒からは「船酔いするがどうすればよいか」などと質問が上がった。海務部副部長の濱谷学さんは「乗り続けていると慣れてくる。ぜひ船乗りを目指してください」と呼びかけた。
ほかに、アイシンシロキ、神野建設、新来島豊橋造船、近藤鐵工所、日本通運豊橋支店、ヤマサちくわの各担当者が講演した。
この企業説明会は、高校生のキャリア教育の一環として東海日日新聞社が企画、運営している。