「こぎつね教室」の子どもたち
2025/10/22
大きいサツマイモと小さいサツマイモに笑顔の子どもたち(豊川市御津町で)
外国にルーツがある子どもたちのために豊川市が開設している日本語教室「こぎつね教室」は21日、市内御津町の畑で農業体験を行った。
同教室で日本語を勉強している小学1年生から中学生まで合わせて12人が参加し、サツマイモを収穫した。御津町の農家の鈴木治さんらが協力した。
子どもたちは、鈴木さんらによってツルが見えるように事前に整えられたイモ畑に入り、スコップを使うなどして時間をかけてイモを掘り出した。大きいものや小さいもの、1本のツルに何本ものイモが付いたものもあり、子どもたちは驚いたり喜んだりしながら楽しんだ。収穫したイモはみんなで分けて家に持ち帰った。
ペルー国籍のベレイ アキオさん(6)は「はじめてやった。楽しかった。お母さんがおばあちゃんにおいしいものを作ると思う」と話した。
「こぎつね教室」は、外国人の子どもの就学促進事業の一つ。学校に必要な基本的な日本語を学び、さまざまなことを体験する場になっている。